9月6日(火)にC-HUBスクール「コンテンツ海外展開 基礎セミナーvol.2」を開催いたしました。登壇者はコンテンツの海外映画祭への出品や展示会出展支援などに長年携わってこられた公益財団法人ユニジャパンの筆坂健太氏です。
今回の内容は以下の3パートに分けて行われました。
1.日本の映画祭について
2.海外の映画祭について
3.助成金について
日本の映画祭パートでは、東京国際映画祭に伴って開催される見本市イベント「TIFFCOM/TIMM」についてのお話をいただきました。こちらのイベントでは近年日本のテレビ番組やアニメ作品が出展される割合が多くなってきている一方、映画作品は少なくなってきているなど、興味深い内容を聞くことができました。
続いて、海外の映画祭パートでは、主要な映画祭の紹介と、それぞれの映画祭での日本の影響力やニーズの違い-たとえば、ベルリン映画祭では日本の作品はニッチな扱いであることに対し、香港映画祭ではメインコンテンツとして扱われていたりと同じ作品であっても国によって需要や反応が異なることなど-をお話しいただきました。
最後に助成金のパートでは、日本から共同制作映画をつくる場合にユニジャパンでどのように手続きを行うのかなど、実践的なノウハウについてお話ししていただきました。そのほかにも、参加者のみなさまからの質問タイムも盛り上がり、国内外のマーケットの現状やVOD(ビデオ・オン・デマンド)についてなどたくさんのお話を伺うことができて、非常に充実したスクールとなりました。
なお、C-HUBでもコンテンツ産業の海外展開支援を行っています。海外出展にご興味のあるかたはぜひ、ご連絡をお待ちしております。
●連絡先はこちら http://chub.tokyo/contact-us
●海外展開支援事業について http://chub.tokyo/support