東京都産業労働局「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」採択事業

開催レポート:「コンテンツスタートアップスクール(実践編)ゲーム会社の育て方~世界で勝負するゲームを作るためのチーム作り~」

5月10日(水)、ジェムドロップ株式会社の北尾社長をFuture Tech Hubにお迎えし、「ゲーム会社の育て方」をテーマとしたセミナーを開催いたしました。

ジェムドロップ株式会社代表取締役の北尾 雄一郎氏

北尾社長がジェムドロップ社をたった1人で起業したのは2013年5月。震災後というエンターテインメント業界の会社にとっては厳しかった時期を乗り越え、現在では従業員35名を擁する規模にまでゲーム会社を育ててきていらっしゃいます。

 

スマートフォン、家庭用、VR、アーケードなど幅広いプラットフォームにおいてゲームを開発出来ることが強みであるという北尾社長。

今年2月にはPSVR向けに自社タイトルのVRゲーム『ヘディング工場』をローンチするなど、VRの領域でも果敢なチャレンジを続けてらっしゃいます。

会場の様子

「採用は創業後早い段階から新卒中心へシフト」「受託開発と自社IP開発を並行して手掛ける」「営業を使わない営業活動」「スタッフがやりたがる案件を取る」などゲーム領域でのベンチャー企業の常識を打ち破る経営スタイルを採用しているジェムドロップ社。その背景には確固たる経営理念と経営戦略の面でのしっかりとした裏付けがあることなど、ゲーム会社を起業し、育てて行くための濃厚な学びを得られる2時間となりました。

 

特に印象的だったのは、ジェムドロップ社の経営理念。

「求められるものは創らない それ以上のものを創る」

「永く愛されるコンテンツをお客様の手元に直接お届けする」

「お客様とスタッフ 一緒に幸せになるために」

これらの経営理念を北尾社長がとても大切にしながら経営に取り組んでいらっしゃることが講演全体を通じて伝わってきました。

経営理念について北尾社長にお話いただいている様子

今回満席となった会場には、起業について具体的に検討と準備を進めていらっしゃる方が多数ご参加されていました。

質疑応答ではこれから起業する方々へ向けた北尾社長からの具体的なアドバイスもいただくことができ、満足度の高いイベントとなりました。

質疑応答の様子

 

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました◎

 

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