東京都産業労働局「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」採択事業

開催レポート:「日本×オーストラリア ゲーム開発者意見交換会」

6月20日(火)、Future Tech Hubにオーストラリア・ビクトリア州政府駐日代表のアダム・カニーン氏、GDAA(Game Developers’ Association of Australia)最高経営責任者であるアントニー・リード氏などの関係者をお迎えし、日本のゲーム開発者、企業との意見交換会を開催しました。

オーストリアの中でもビクトリア州は天然資源に恵まれない州であるため、古くから製造業などの育成に力を入れてきたそうです。
以前は大手自動車企業の拠点もいくつか置かれていましたが、現在ではバイオ・製薬やコンテンツ(ゲーム、ファッション)などの産業育成に注力しています。
特にゲーム産業の育成では大きな成果が上がっており、オーストラリアにある約220社のゲーム会社のうち130社ほどがビクトリア州に集中し、その販売額も順調に拡大を続けています。
ビクトリア州のゲーム企業の売上先はほぼ全て国外の市場であることも特徴です。
日本のゲーム会社ではGREEが進出をしており、現在約60名のスタジオを構えているとのこと。

会場の様子

ビクトリア州からは10月22日〜29日にビクトリア州の州都であるメルボルンで開催予定のメルボルン国際ゲームウィーク(MIGW)への出展支援、現地でのゲーム開発費用や現地企業との共同開発への助成金などの制度についての説明があり、出席した日本のゲーム開発企業も高い関心を寄せていました。
日本との時差が少なく、英語ネイティブの開発者が多いビクトリア州のゲーム企業と日本のゲーム企業とが協業をしてアジアや欧米市場を開拓していく事例がこれから増えていきそうです。

なお、C-HUBでは創業予定の方や更なるステップアップを目指すコンテンツビジネス分野の起業家の方への個別相談会も行っております。是非ご活用ください!

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