東京都産業労働局「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」採択事業

開催レポート:「コンテンツツーリズム、その先へ」

9月25日(月)、奈良県立大学 地域創造学部 准教授の岡本健先生と聖地巡礼プロデューサーの柿崎俊道氏を講師としてお迎えし、コンテンツツーリズムセミナー「コンテンツツーリズム、その先へ」を開催いたしました。

講師の奈良県立大学 地域創造学部 准教授 岡本健先生

今回、コンテンツツーリズムの研究においては先駆者のお一人である岡本先生から、観光(ツーリズム)の定義やコンテンツとツーリズムが交差したことで何が生まれたのか?など、コンテンツツーリズムの本質にかかわる貴重なお話をお聞かせいただきました。

講師の聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道氏

特に、従来型の観光の領域である「現実空間」、インターネットなどの技術革新によって生まれた「情報空間」、コンテンツとそれに伴う想像によって楽しむ「虚構空間」、という3つの空間を行き来することがコンテンツツーリズムの特徴であるという考察は大変印象的でした。

 

単にアニメの聖地であることだけではコンテンツツーリズムのテーマとして珍しくなりつつあります。上記の3つの空間について考えながら、観光の主体に対してどのような差異化した体験を提供できるかというところが今後コンテンツツーリズムを盛り上げていくために重要なポイントになっていきそうです。

会場の様子

岡本先生、柿崎様、そして今回も多くのご参加者の皆さまにお越しいただき、ありがとうございました!

 

C-HUBではコンテンツビジネス分野での経験豊富なインキュベーターによる相談会を随時開催しています。創業前のご相談から、創業後、更なるステップアップを目指すコンテンツビジネス分野での起業家の方の味方です。ぜひお気軽にご相談ください◎